なぜ40代女性は仕事を辞めるのか?退職理由ベスト10を公開

「どのような理由で40代の女性は仕事を辞めるのでしょうか?」
自分の参考にするためにも他人の離職理由を知りたい人は多いはず。40代での転職は難易度が上がりますから、データは多く手に入れたいですよね。

この記事では厚生労働省が発表している統計データをもとに、40代の女性がなぜ仕事を辞めるのか、退職する理由の上位はどのようなものかについて情報を整理しました。
※現時点で最新の令和2年上半期のデータを利用します。

40代女性 退職理由 統計結果の表まとめ

40代前半、40代後半の女性に限定して「転職入職者が前職を辞めた理由」を表にまとめました。太字は特に大きかった値の上位3つです。

区分40~44歳45歳~49歳平均
100100100
仕事の内容に興味を持てなかった5.36.05.65
能力・個性・資格を生かせなかった4.02.23.1
職場の人間関係が好ましくなかった22.49.916.15
会社の将来が不安だった3.63.53.55
給料など収入が少なかった7.411.79.55
労働時間、休日等の労働条件が悪かった11.818.114.95
結婚2.50.51.5
出産・育児2.30.22.15
看護・介護0.40.40.4
定年・契約期間の満了10.615.813.2
会社都合7.35.46.35
その他の理由(出向等を含む)21.326.023.65

40代女性 退職理由 順位ベスト10を発表!圧倒的1位は?

「その他の理由(出向等を含む)」「定年・契約期間の満了」は除外しています。

  1. 「職場の人間関係が好ましくなかった」16.15%
  2. 「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」14.95%
  3. 「給料等収入が少なかった」9.55%
  4. 「会社都合」6.35%
  5. 「仕事の内容に興味を持てなかった」5.65%
  6. 「会社の将来が不安だった」3.55%
  7. 「能力・個性・資格を活かせなかった」3.1%
  8. 「出産・育児」2.15%
  9. 「結婚」1.5%
  10. 「介護・看護」0.4%

40代女性 退職理由 第1位「職場の人間関係が好ましくなかった」

40代女性の1位は「職場の人間関係が好ましくなかった」になります。
特に40代前半(40~44歳)の22.4%は男女含めた全年代の中でも一番高い値です。
40代後半になると9.9%と落ち着いた値になります。

40代前半には人間関係に問題が発生する何か特別な事情があるのでしょうか?
社会人歴もそこそこ長く経験して、上手く対応できそうな気がするのですが。

40代女性 退職理由 第2位「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」

第2位は「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」が原因でした。
特に40代後半は18.1%と高い値です。

男性と同じような長時間労働はキツく感じる年代になってきました。また、労働時間と更年期と関連があるのかもしれませんね。子供が成長するに伴い、母親として求められる役割も増えてきます。

40代女性 退職理由 第3位「給料等収入が少なかった」

3位は「給料等収入が少なかった」が原因でした。
40代後半は11.7%と、まだまだ高い値です。期待するような年収にならないケースが多いのでしょう。

子供が成長するにつれて教育費が多くかかるようになります。40代になっても収入面は重要な項目ですね。

40代女性の離職理由 その他の注目するべき理由は?

ベスト3以外で気になる項目について述べておきます。

20代、30代では目立たなかった「会社都合」が40代では4位になりました。
年齢が上がるにつれて会社都合が増え、60代前半ではピークの13.1%になります。

4位の「仕事の内容に興味を持てなかった」は5位の5.6%。
本人の希望に合わない仕事内容を与えられることが多いのでしょうか。

「会社の将来が不安だった」「能力・個性・資格を活かせなかった」は40代を越えると3%台と値が20代・30代より下がってきました。

40代女性が退職する理由 まとめ

最後にまとめます。
40代女性の退職理由ベスト3は以下の結果となりました。

  1. 「職場の人間関係が好ましくなかった」
  2. 「労働時間、休日などの労働条件が悪かった」
  3. 「給料等収入が少なかった」

他の年代の退職理由もまとめているので参考にしてください。

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